『 筋膜リリース 』 と 『 生薬を活かした漢方や薬効を考慮した薬膳 』の掛けあわせ研究

意外に漢方薬や薬膳を採用していたとしても、
服用していたが成果が出ないと感じるものと、
明らかに成果を感じられたというものとの差。


そこの開きを感じたことがありました。

私がシナモンをちょっと食してみれば、
心音が高鳴りだすのが即効で効けます。
それが他の方には脈を診ても変化なし。

「しょうが」には、血行を促進させて
代謝不足の冷え性の人にいいと言われ
もてはやされましたよね。

それが、、、
シナモンは、しょうが以上に強烈です。

そこでシナモンを摂取して反応をみた。
そんなテスターとして使ったわけです。




中医学では、「気血一致」といいます。

気の流れと血の流れは一致するもので、
血が流れづらくなっているような人は、
体の各部に血行不良の滞り場所を作る。

それが災いしている人に限って、
良好な代謝にのっての薬効が効くかどうか。


血の流れがよいほうが、一面では成果が上がりやすいと言えるのでしょう。



そして同時に消化吸収力がなければ、
せっかく服用した生薬や漢方も成果が上がりづらい。
ましてや薬膳として薬効を期待してとる食事もです。


そのような可能性があるのではないだろうか?


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筋膜リリースをおこなう過程で起こりだす変化には、

■ 筋肉にみずみずしさやしなやかさが戻り、血液の循環力を増していく

■ 腹部が柔軟になり消化器官は改善し消化吸収がよくなってくる



私の筋膜リリースの施術を受けることにより、
消化吸収力が改善するという例がありました。
血圧が低い場合にあがっていくということも。

そのような元気な状態へ向かい出すときが、
施術を受けていただけている期間に生じる。




するとその機会には、
仮説として施術を受けていただきまして、
消化吸収力を高め血液の循環力を増して。

そのようになられるならば、
漢方薬や薬膳の薬効が高まるのでは?

つまり効率がよくなるはずではないかと。
そのように考えるわけであります。



実際に漢方薬は、医師でなければ手に入らないというものではありません。
インターネットの通販でも容易に手に入るものです。
漢方薬の種類によっては、相応に高価なものもあり、
継続的に摂取るものでありますから費用が高くつく。

そして中医学でいう、
上薬、中薬、下薬という、
副作用があまりないような上薬を常用して滋養をというものでは効かなくて、
下薬という副作用の恐れもでやすいものの処方選択にならざるをえないとき。
そのような場合は、
たとえネットで手軽に手に入る下薬の漢方薬であっても、
漢方外来のような専門のお医者様がおられるところにいかれるべきでしょう。
それは他の用いられている薬と薬効が被って副作用がでることもありますし。


私は専門的なところまでは中医学や漢方を学びきっているところではなくて、
現状、施術の成果を伸ばす補完的なものとして利用できないかを調べている。




そのためには試行錯誤の上に実践してみて、
失敗から学ぶしかありません。
そのような過程でノウハウを積み上げることで強みを増すのが現実的でしょう。




たとえば、以下のような、
私自身が自分や身内で漢方薬・生薬・薬膳を摂取して実験を試みています。


特に自分の体に起こる状態を実感し変化をみなければ評価ができない。

体を固めて代謝を悪くした疲弊しきった状態を作り切る。
そこが至上命題だというのも、かなりつらいところです。 ^-^;
現状の私の施術は、過大な過労となるのも容易ですから。

そういった追い込みをかけつつ、試しています。

他の私にはなろうと思っても難しい症状もありますから、
そこは現状、いずれ協力者を募ることになるでしょう。

もう少し私が薬膳などの学習が進んでからのことです。




そうなった際に、私の施術体系が深みが増すのではと。
そのように期待しています。



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漢方薬の選択方法につきまして。

たとえば、私が所有している本は増えたものの、

まずはシンプルに1冊を使い倒そうと以下の本を試しています。
症状別に対応する漢方薬が紹介されているハンドブックという感じです。


漢方薬の魅力は、私どものような施術ではどうやって対応できるのかが、
資料が見つけることができない症状について対応していることです。
施術でリリースするときに切れ味の良い成果を出せるときは、
明快に状況内容が分析しきれている場合だけですから。
病理所見をそこまで施術者ではそこまで広域かつ深部まで探り切る時間はありません。

自分の専門としている筋骨格系疾患は得意ですが、
そこから大きく離れてしまったときには、
かつて対応したときに調べ尽くした症状に限られます。


そのようなときに、藁をもつかむ思いで、
状態をより向上させるための方法を探り、
知恵としてお伝えすることができればと。

そのような気持ちでの取り組みです。


フローチャート漢方薬治療 (本当に明日から使える漢方薬シリーズ)

フローチャート漢方薬治療 (本当に明日から使える漢方薬シリーズ)

ちなみに上記の本で取り上げられている疾患は以下のもので、
数多くの疾患をサポートしておられるのがすばらしいところ。

そう感じています。


疾患別処方フローチャート
●呼吸器疾患関係
 風邪にかかりたくない
 インフルエンザ
 風邪っぽい
 風邪(がっちりタイプ)
 風邪(ややがっちりタイプ)
 風邪(やや弱々しいタイプ)
 風邪(弱々しいタイプ)
 咳
 空咳
 COPD や気管支拡張症
 喘息
●消化器疾患関係
 便秘
 麻子仁丸(大黄)で腹痛がくる便秘
 下痢(西洋薬で無効)
 高級胃薬として
 過敏性腸症候群
 イボ痔
 繰り返すイレウス
 口内炎
 肝炎
●循環器疾患関係
 高血圧
 起立性低血圧
 動悸(西洋医学で異常のないもの)
●泌尿器疾患関係
 頻尿
 膀胱炎
 尿管結石
 インポテンツ
●精神・神経疾患関係
 睡眠障害
 睡眠障害(柴胡剤を使用)
 片頭痛
 頭痛(片頭痛以外)
 神経痛
 認知症
 悪夢
●運動器疾患関係
 整形外科的疾患の痛み止め
 腰痛の急性期(ぎっくり腰)
 坐骨神経痛
 間歇性跛行
 慢性腰痛
 変形性膝関節症
 むち打ち症・頸椎症
 打撲・捻挫
●婦人科疾患関係
 更年期障害もどき
 更年期障害と婦人科疾患
 月経前緊張症
 経血量が多い
 生理・妊娠・出産で悪化
 妊娠時の漢方
 乳腺痛
 不妊症・習慣性流産
●耳鼻科疾患関係
 花粉症
 めまい
 めまい(キーワードから処方)
 蓄膿
 扁桃
 鼻出血
●眼科疾患関係
 アレルギー性結膜炎
●皮膚科疾患関係
 湿疹・アトピー
 湿疹・アトピー(キーワードから処方)
 湿疹・アトピーによる皮膚の痒み
 蕁麻疹
 手荒れ
 にきび
 帯状疱疹後の痛み
●高齢者の疾患関係
 初老期の訴え
 最期まで元気に
●子どもの疾患関係
 子どもの常備薬
 虚弱児・虚弱な方
 おねしょ(夜尿)
 夜泣き
●がん医療関係
 がんになったら
 抗がん剤(イリノテカン)による下痢
●その他
 入院したら
 手足のほてり
 のぼせ
 肥満
 水太り肥満
 食欲不振
 冷え症
 しびれ
 暑気あたり(軽い熱中症
 疲れ・だるさ
 呑む前・二日酔い
 のどの違和感
 しゃっくり
 こむら返り
 下肢静脈瘤深部静脈血栓症
 リンパ浮腫
 腹部膨満感
 しもやけ
 口渇
 海外旅行用漢方
 透析の患者さんに


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