書籍紹介『臨床現場で生まれた 医学気功』 気功で慢性病の自己治癒の一助として!

私は、太極拳を人に言えない程度のこと、若いころに数年やっておりました。
同時に気功のような練習も。

体の健康を促進させるためということもありましたが、
気功の老師といえるような先生と数名の者とお昼の会食をする機会がありました。

詳細は差し控えさせていただきますが、
まるでミラクルな信じられないような気の話の裏話を耳にすることができました。

その老師。
もう80歳半ばでしたが、
20代の私にお腹を叩けといわれ、
「ぼんっ」と当身をしてみたら、痛いのなんの。

太極拳でポンを練習していたので、痛く殴ろうではなく弾き飛ばせればと思ったところ、
老師の両足は地面に根を張ったよう。
ぶち当たった私が、まるでコンクリートの電柱にぶち当たって弾き飛ばされるような衝撃を感じた。

そんなところで人並みじゃない何かを肌で感じたものです。


それから気功について文献を調べたり、自分流に実践したり、教室で教えを請うことも


思うような気の力などは養成できませんでしたが、
そのときに修練した気の力は、後々になって役立ちました。



そのような気功肯定派です。



臨床現場で生まれた医学気功

臨床現場で生まれた医学気功



本から学ぶことができない代表格が気功のような気がして、
上記の本を紹介するのも何なんですが。

中医師である著者が、日本での十数年にわたる中医学臨床経験を基に、気功の中医学的応用を詳述した一書。
中医学からみた気功の解説、
気功の行い方をはじめ自律神経失調症うつ病、高血圧、坐骨神経痛など慢性病や難病の自己治癒の助けになる気功治療を、多くの写真を交えて解説している。


気功の型を表す写真も多くわかりやすいと思いますし、
臨床的な扱いで気功の各功法を当てはめて紹介しているのはありがたい。

最低でも気功練習は初段階を 百日築基 (ひゃくじつちくき)と呼び、
100日の時間を費やしなさいと言われています。

ですから気功をやって成果を出そうと言うパッションが大切。

心の内側にそれをしっかり持ち続けることが結果を出す要点。

気功は結果が出るまで入りやすくいたりにくいものですが、
自らの内側でエネルギーを多量に生じさせ気を回せるようになれれば。

そこから体の理解が深まるスタートになると思います。

そのような取り組みをするためには、奇をてらわずやるのにも優しい功法を多く紹介してくれています。


本格的に気功で症状緩和のためのトレーニングをライフワークに取り入れたい人には、お勧めしたい一冊です。