医学気功と太極拳の修練

臨床現場で生まれた医学気功

臨床現場で生まれた医学気功

気功は、呼吸を意識したり、経絡を意識して体を動かす。

動き方は難しいものではなくて、
一度、覚えれば実践することは、
無理なく、難なく出来るだろう。

それに実践するためのスペースも畳半畳あればいいし、
静かに静止したままの修練の静功と、
動きをともなう修練の動功があります。


気功は他の筋トレのようなエクササイズとは異なります。


修練積極的にイメージを取り入れ
自律神経系の状態を改善させていく。


即効性を狙うより、
日々の定期的な修練を積み重ねることにより、
慢性化した疾患等の問題を徐々に改善したり、
健康維持に意義があります。


施術を受けたあとに、
症状別の功法が上記の書籍には紹介してあるので、
それを参考にして取り組んでいただくのもいいでしょう。
または自分の気に入った気功法を選択していただいて、
定期的に修練をなさっていただければ施術の成果を維持し効果を促進させてくれるでしょう。



ただ気功というと、
人によりますが「怪しいもの」というイメージがついてまわるため、
それが原因であまり積極的に施術後の動き方のレクチャーの際には
顔をだしてくることは少ないというようになっております。

もし気功に関心がある方がおられれば、
多少のことは覚えがありますので、
ご質問やお問い合わせをいただければ。


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身体技法の基本から極める! 宗家20世・陳沛山老師の太極拳『超』入門

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太極拳は、気功の修練と比べれば、ハードルが高くなります。

たとえば、太極拳には要諦として、


 気沈丹田 心静用意

 沈肩垂肘 身正体鬆

 内外相合 由鬆入柔

 上下相随 弧形螺旋

 主宰於腰 中正円転

 尾閭中正 源動腰脊

 含胸抜背 脊貫四梢

 虚領頂勁 三尖六合

 呼吸自然 速度均穀

 分清虚実 胯与膝平

 動中求静 眼随手転

 剛柔相済 手与肩平


などのポイントを意識しながら稽古をおこないます。

よく意味のわかりづらい四字熟語が出てきましたね。
ちょっとこれを記憶せねばと思うと、
戸惑われる方も多いはずです。

ただ、
これらの要諦が空で言えて、身体に身につくならば、
ハイレベルな身体操作法を習得したことになります。
どのような運動競技に対しても、要諦は活かせます。
応用範囲の広い、すばらしい稽古の指針となります。


太極拳を学習及び習得をしたい場合。
書籍から、映像から、学んでいくのはハードルが高く、
短期間でもしっかり教えていただける教室に通うこと。

そのようにしていただければ、
上述の身体操作の要諦を元に、
合理的な身体操作法を身につけられるでしょう。


太極拳は、屈筋群を利用せずに、伸筋群を巧みに利用して、発力(=発勁をしていきます。
伸筋を主体に動く動き方を身につけるための修練法として、非凡な能力を発揮してくれます。

伸筋主体の動きができるように修練し身に付けることこそが、
体調を根本から改善させ向上をもたらし、
年齢が増し加齢後も若さを保ち続けるアンチエイジングの成果が期待できる非凡な秘訣です。


太極拳の教室選び、先生選びは大事で、
昔から3年かけて師を選べと言われるほどです。


套路という太極拳の型を外形上のみ教え伝えるというような教室では、
身体内奥に潜在した能力を開花させずらい。
表面上の動きの作りを察知するのではなく、
身体内部が充実した存在感を主張する動きを教え伝えるよう指導する先生を選ぶべきです。
そうするには指導者のたゆまぬレクチャー力の向上思考があるかどうかが問題になります。


ちなみにアンチエイジングの好例として、
次のような実際に私がお聞きした例があります。

たとえばとある大学の教授、名誉教授たちのなかで、
なんらかの太極拳を日頃から愛好し修練するものは、
年老いても壮健な状態はことごとく続くものですが、
そのような取り組みをしていない人たちは軒並み不都合な状態に陥っているということがあるのだと、
実際の話しをお聞かせいただいたことがあります。

そのような成果を出すことができるような秘密が、
太極拳を無理なく楽しく修練を怠らなければ、
いずれ理解が及ぶこととなるのでしょう。


そのときが楽しみですね。

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太極拳の稽古をするとき、要諦を自主的に学んでから望むようにすると、成果が出やすいでしょう。
以下その参考図書です。