「オーソパシックメディスン」と「筋膜療法」

記入:2014年10月26日


私が筋膜のイメージを大変、把握しやすくしてくれた本があります。

オーソパシックメディス

本書の内容紹介
 筋骨格系障害を筋膜歪曲モデルにあてはめ、
オステオパシーと整形外科の概念を統合する画期的理論を
カラーイラストと写真を多用し分かりやすく、概念、テクニックを説明している。
この本はオステオパス、救急医、リハビリテーション医、
整形外科医に全般的オーソパシーの基本を紹介します。
足首捻挫、腰痛、四肢、腎仙痛、五十肩、脳卒中の後遺症のリハビリ等に顕著な結果が出ている。
多くのオステオパスが今まで以上の治療効果を出すことは間違いない。


私にとって、貴重極まりない本。
筋膜の歪曲した状態を回復させるための内容が記されている。
私は他書の筋膜系の書籍を多く視ているが他の本には見たことがない内容だ。


私がこの本に出会わなければ、
筋膜のダメージを受けている様子を
詳細にイメージすることができなかったでしょう。

そうであれば筋膜の癒着が、
この体の部位ではこのような歪曲パターンを持つからこのようなアプローチが最善だと
自信を持った判断ができないで施術を続けることになっていただろう。

筋膜リリースについて関心がある先生方には、推奨させていただきたいです。

ただ私はこの本を書店で昨今では見かけたことがないので、
ネットで販売しているところを検索して通販等での購入となるのでしょうか。


本書を繰り返し参照しながら筋膜が歪曲した状態が理解できれば、
体内で筋膜の癒着が相当にこんがらがる様子が想像できるだろう。
皮膚の上の外見ではそれは想像がつかない様子になっているので、
いったん筋膜が引き伸ばされて異常な状態になったまま硬化すれば、
その状態がそれ以降の人生でずっと影響し続けるような仕組みにも、
私はこの本の歪曲パターンをつぶさに考察させて頂いて理解できた。




過去のことですが、この本はあまり書店には販売しても実入りが少なくて、とある民間医療書を専門に取り扱う書店では店の棚に置いておらず、私が書名を告げて購入したいと申し出ると「そうなんですか、この本はあまり売れてもウチとしては・・・」といった内容の言葉を聞くことができためずらしい本でした。
左側が英語で原書表記で、右側が日本語。
私は初版を購入しているので、日本語訳が不安なところがあるのかもしれない。
現在は、版も重ねておられるので、最新版を購入されることをおすすめします。


こちらの講習会は、国試合格者のみ受講可能だと思いました。
国試合格者で、筋膜へ関心があれば、
積極的に受講を考えてみてもいいのではないか。



それと吉岡紀夫先生の下記の本です。

“変形/痛み”の治療革命!筋膜療法/Fa・ther

“変形/痛み”の治療革命!筋膜療法/Fa・ther

異次元”体のゆがみ”の治療法―Fa(scia)ーther(apy)/筋膜療法by

異次元”体のゆがみ”の治療法―Fa(scia)ーther(apy)/筋膜療法by

医学・医療が解らない「体のゆがみ」「筋骨格系の痛み」の安全!確実!な治し方

医学・医療が解らない「体のゆがみ」「筋骨格系の痛み」の安全!確実!な治し方

・最後の本は、私は所有していません。

直接、筋膜療法の本を読んでも、それがすぐ臨床上役立つものではないと私は思うのだが、
いたるところに目から鱗が落ちるような解剖学的に造詣が深いことを伺わせられる箇所が見受けられる。

筋膜を緩めるための基礎知識や体のありようを探るにはもってこいの書籍でした。