内臓への手技

施術をする際に、
体表や筋骨格へのアプローチだけでは、
状態の改善が望めないときがあります。

ケースにより最たる深層筋といえるような内臓への気配りが
必要になることもでてきます。

私が施術で勉強しているのは、
直接的な内臓へのアプローチ法として、
以下のような本があげられるでしょう。

内臓マニピュレーション

オステオパシーの内臓マニピュレーション

オステオパシーの内臓マニピュレーション

評価:★★★★★

コンパクトに内臓マニピュレーションの手技方法が多数紹介されています。

以前に私が学んでいた下記の本は大判の本で簡素なイラストで解説されていた。
私にはどのような施術の実際になっているのか、イメージがわかなくて困った。

■ 内臓マニピュレーション
   Dr ジャン・ピエール・バラル, D.O. ピエール・メルシェー,D.O.共著/Y. カースティン訳
   出版 ジャパン・オステオパシック・サプライ
   定価 13,000円(+消費税)
   B5  278頁

■ 内臓マニピュレーションII
   Dr ジャン・ピエール・バラル,D.O.著/ユキ・カースティン訳
   出版 ジャパン・オステオパシック・サプライ
   定価 13,000円(+消費税)
   B5  247頁

そのようなところが
オステオパシーの内臓マニピュレーション』では、
実際に施術者が手で患者の体に接触している写真が掲載されています。

手を乗せた際の動きを矢印で表現して、目的のアプローチ部位が手で押されて沈んでいる様子で力のかかり具合までイメージしやすかった。

目的の臓器についての解説は、イラストで位置もわかりやすく、生理学的内容も解説されている。

内臓について代表的な病理解説もしてあります。



気内臓療法

評価:★★☆☆☆

■ また以下の気内臓療法という興味深いアプローチがあります。

気功の実践者として有名な謝 明徳老師により記された本です。

こちらの本では気功の功法がベース。

気功の延長線上で修練によるや施術に取り入れる内容が紹介されています。
気の捉える能力がないか未熟ならば、本書を学ぶのは抵抗感を感じるはず。


気内臓療法

気内臓療法

気内臓療法 II

気内臓療法 II

均整術系

内臓体壁反射による異常観察と調整テクニック( http://www.kinsei.ne.jp/publish/publish03.html )』という
内臓について解説してあると連想しやすい本もあります。

ですが他の均整術の本の多くも脊椎と内臓の関連を読み解くものであるため、
下記の書籍や他、多くの専門書についても内臓へのアプローチを理解するのに役立つだろう。

全脊椎の作用と性質

全脊椎の作用と性質

吉村元希の呼吸操法 1 体型と神経作用

吉村元希の呼吸操法 1 体型と神経作用

経絡アプローチ


12経絡へのアプローチは、それぞれの臓腑に関連した経絡線の状態を脈診などで調べます。そして虚実のバランスが過剰であるなどの異常があれば調整を加えていきます。

カラー版経穴マップ第2版イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼

カラー版経穴マップ第2版イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼